なついろ

ファイターズのこと、GLAYのこと 応援してると色々思うよね!!ってことで、吐き出し場所!!

☆栗山英樹監督へ。[ファンからの手紙]

正確にはブログでお届けするので、手紙では無く電子文という方が正しいかもしれません。

また、この後いささか攻撃的、感情的な単語があるかもしれません、ご容赦ください。

 

さて。2019年平成最後の令和最初の野球シーズンが始まりました。

どんな心境で札幌ドームでの開幕を迎えられ、今をお過ごしでしょうか。

私は一介のファイターズファンですが、楽しみ2割、不安8割で迎えました。

解説陣が開幕前の順位予想でファイターズを上位で発表なさるたびに、「そう思える根拠が無いのでは」と思いながら。

 

以下に、私がそう感じた根拠(というと大げさですが)を一部あげさせていただきます。

 

二塁手への不安

・オープナー、ショートスターター実施への不安

 

以上です。

不安ばかりで申し訳ありません。

まず1つ目の二塁手への不安。

これは今に始まったことではありません。

もう何年も心配しています。

野球ですから打つことも大切です。それはわかります。

ですが、あまりにイージーなエラーをする選手が多い気がするのです。

ファイターズは守りからリズムを作り、リリーフが繋ぐことで勝ってきたチームの様に思っています。

だからこそ、栗山監督政権下になってから、打つことに主眼をおき、守備に対して一軍でプレーをすることに。

エラーはバッテリーの人生、その家族の人生をも左右しかねないことに、緊張感や責任感を感じている若手選手が少なくなっている様に感じています。

もしかしたら、時代なのかもしれません。

ですが、ファイターズのユニホームを着ているのです。

そこには、NPBの公式タグがきちんと付いているはずです。

打っても守っても、その姿はとてもかっこいいはずなんです。

どうして。どうして打球が飛んだ時

「お願いだからあの選手の方向に飛んで行きません様に」

「あぁ、やっぱり取れなかった」

と思わなくてはいけないのでしょう。

私は、どんなに劣勢でも最後まで諦めず必死に打球を追っていく。

最後まで集中して守るファイターズが大好きでした。

過去形で書かなくてはいけない現状を、賢介選手に「これで若手たちも聞きやすくなると思う」と言わせてしまう状況を悲しく思っています。

だからこそ昨シーズンのオフ監督が「もう一度守り勝つことをやっていかなくちゃならない。ファイターズらしさをもう一度やらなくては」とおっしゃっていた時とても嬉しかったのです。

だというのに、キャンプから開幕して今までどうでしょう?昨シーズンまでと何も変わっていない様に思うのは何故ですか。

どうか、どうか。

丁寧な守備を、応援していて楽しい野球を、魅せてください。

 

さて2つ目です。

恐らくこの件で嵐の中におられ眠れない夜もあることと思いますが、個人的にそれは監督の自業自得だと感じますので、励ましや慰めは致しません。

キャンプ中からよくオープナー、ショートスターターとよく聞く様になりました。

が、私はまさかファイターズはしないだろう。というか、できないだろう?と思っていました。

それは何故か。クローザーからの逆算がどうしてもできないからです。

ショートスターターを起用したからできないのではありません。

従来通りのスターターローテで考えてできないのです。

私は、栗山監督とは違い野球に関してど素人です。

ファイターズが北海道に来てくれる前は野球が大嫌いでしたし、中島選手の入団まではニュースでファイターズが報じられても特になにも感じませんでした。

ですから、たかが10年ちょっとですが、野球がいかに楽しいのかファイターズに教わりましたし、ルールや各ポジションについてもファイターズに教わりました、今も教わっています。

そんな私は、ピッチングスタッフはクローザーからスタータへの逆算が、各イニング成立するか?をファイターズがAクラス入りできて、パリーグの中でどのチームよりも長く野球ができるかどうか、の基準の一つにしています。

それが、ピッチングスタッフを全員書き出し、素人なりに必死に考えてもできないのです。

オープナー、ショートスターターをするには、前提としてリリーフ陣が今までよりも多く必要になってきます。

ただでさえ、リリーフ陣が登板過多になる栗山監督の采配にあって、計算ができるリリーフ陣がこれまでより遥かに足りていません。

従来型で計算できないのに、挑戦をすることは勇気では無く我儘です。

選手たちは、栗山監督のわがままを叶える・具現化する人形ではなく、職業として野球をしている職業人です。

先ごろ、査定方法を変えている、と報道されましたがそんなことは当たり前です。もし、変更されていないとしたら、ピッチングスタッフにとって、その後ろを守る選手たちにとって、ブラック企業以外の何者でもありません。

野球選手は、転職の権利には取得まで年数があり条件もあります。

また、それを得て公使しても、望む形で実現できるかどうかはわかりません。

私たちよりも、はるかに職業選択の自由は無いに等しいのです。

好きを職業にすることは、とてもエネルギーが要ることです。好きだからこそ泣きたくなることもたくさんたくさんあります。

だからこそ、監督の我儘で選手たちを起用していく行為はあってはならないと思っています。

栗山監督は常々、「選手のために」「選手を信じている」と話されています。

選手たちも栗山監督を信頼している、慕っている様子なのは伝わってきます。

それは、職業選択の自由が限られており、上司(監督)を選べない野球選手にとって幸福なことだと思います。

ですが、今シーズン、本当に栗山監督は選手を信頼しマウンドに送り出しているんだろうか、と疑っています。

 

また、栗山監督はシーズン前しきりに「戦える戦力は整っている。だからこそ、我々が使い方を間違えない様に。選手たちに迷惑がかからない様にやらなきゃいけない」と話されていましたよね?

では現状、選手たちに迷惑はかかっていない試合運びがどれほどできているでしょうか。

もしその質問が私に問われたら、ほぼできていない。できている試合は少ないと自信を持って答えます。

ピッチングスタッフだけではありません。キャッチャーや内外野手みんなに負担は栗山監督政権以降もっとも強いているように見えてしょうがないのです。

ピッチャーの交代は、

それを受けるキャッチャーは、交代したピッチャーに合わせもう一度攻め方を考え直さなくてはなりません。

内野手も外野手も、ピッチャーの癖に合わせた守備位置を考え直さなくてはなりません。

二番手のピッチャーは、スターターとして投球する以上の緊張感の中で仕事をしなければなりません。

野球素人の私でも、それがどれだけ大変なことなのか想像しただけで疲れます。

実際に選手だった監督です、それがどれほど神経を使う作業であるか想像せずともお分かりかと思います。

キャリアがある金子投手ですら戸惑うことを、ピッチングスタッフがこれまで以上に不足している今、実践しなければいけない理由はなんでしょうか。

もう一度繰り返します。

ファイターズの選手たちは、栗山監督のおもちゃではありません。

新しいことを実践することも今後の野球界にとってはプラスになるかもしれない。

2019年シーズンが終わった時、「今シーズンの初めは辛かったね」と笑い話になっているかもしれない。

でも、私はそれよりも。

「今日負けたねーでも、次の試合に向けていいとこもあったから、応援頑張ろうや」とたとえ負けてもきっと次は勝てると思えるような試合を、今、して欲しいのです。

ショートスターター起用の試合は、そう思えないほど負けると辛いのです。泣きたいのです。

どうしてまだ100試合以上あるんだろうと思ってしまうのです。

 

ファイターズのフロントは、シーズン途中に首脳陣を変えるという愚策はしないと信じています。

選手たちも、私たちファンも、栗山監督について行くしかないのです。

だからどうか。

実践する勇気と同じくらい、諦めることの勇気を持ってください。

少なくても、オープナー、ショートスターターを今実践することは、今も今後もファイターズのプラスになると思えません。

 

私は、栗山監督がオープナーやショートスターターにこだわっているのは斎藤佑樹選手を活かしたい栗山監督の、活かして欲しい球団の我儘だとキャンプ中からずっと解釈しています。間違いであって欲しいと思いながら。

 

最後になりますが、

この監督への手紙は、監督以外にも見える形でお届けしていますこと、御容赦ください。

「批判は全て俺に」とのお言葉がありましたので、このタイトル、文体を選びました。

 

秋、雪時々紙吹雪を栗山監督を先頭にしたパレードで見れること楽しみにしています。