シーズン始まりました。
皆さま楽しんでますか、ご贔屓チームの応援。
無観客試合で始まった今シーズン、各メディアでの視聴率は例年より大幅に高いそうです。
皆、待っていたんですよね、野球がある日常を。
私も、その1人です。皆さま、なかーま!w
昨シーズンオフ、
2020シーズン、ファイターズを応援できるかなぁみたいなブログを書きました。
思うことがあってあり過ぎて、球場に行くのが疲れちゃったみたいな。
とか言ってたくせに、ファンフェスを見て、キャンプを見て。
やっぱり好きだなぁって。
ファイターズが勝ったら嬉しいし、負けたら悔しいし。
選手たちが、楽しそうに野球やってるだけでつられて笑っちゃう。
今年、COVID-19が世界を混乱させました。いえ、させて、います。
野球は、約3ヶ月止まりました。
だから開幕前は、「野球が観られたら。それだけでいい」と思ってました。
それくらい、飢えていたんですよ。野球に。
今は、「負けてもいいから、楽しい試合が観たい」と思っています。
そう。
負けても、いいんですよ。
だって、昔は負けても楽しい試合はたくさんあったから。
悔しかったけど、でも、あのイニングは楽しかったよ!だから、明日頑張ろう!って思える試合はあったから。
本当は、カード1巡したらブログ書こうと思ってました。
まさか、こんなに早く書くなんてなぁ。
■ VS.埼玉西武ライオンズ
初っ端から、山賊打線です。
マジかよ、日程。容赦ないなw
ニール投手、苦手なんですよねウチの子ら。
けど、ウチだって有原ですから。
投手戦になって、ヒリヒリする展開ではむほーできるかも、とか思ってました。
3回までは、好守もありつつ有原がいいピッチングしてくれてました。
攻撃も、粘ってみたり価値あるフォアボールを取ったりして、
「いい試合だなぁ、楽しいなー」って、わりとご機嫌だったんですけど。
4回▼に、すごいことになりましたw
連打からのフォアボール。成立しなかった併殺。
そのボール取ってくれないの!?っていうシーンもありました。
恐らく、以前の有原なら、感情的になってもっと失点していたと思います。
だけど、両軍攻撃は淡白でした。投手線というか貧打戦というか。
先制された方が負けると勝手に思っていたので、しんどかったなあの試合(苦笑)
この日、ジェームスが開幕スタメンサードに入りましたよね。
この日ファイターズファンに、希望のロウソクが届いたんですよね。
遥輝の1000本安打があったり、ビックイニングが発生したりしたこのカードなんとか2−1で終われました。
ライオンズ打線があまり元気なく、山賊とか獅子というより猫ちゃんだったので、
淡白なイニングのが多かったのによく勝てたなぁという感じでしょうか。あ、でも中村選手と栗山選手は怖かったな、本気で。
■ VS.東北楽天ゴールデンイーグルス
実は個人的に、このカードとても怖かったんですよ。
三木監督が就任されたから。
絶対に、走ってくる。守り抜いてくる。
ピッチャースタッフは、多種多彩。捉えることはそう簡単にはできないだろうから、勝つのは相当難しいだろうなって、思って。
ファイターズ打線は、淡白なイニングが多かったんでしんどいことにならなきゃいいな、と思っていたら
弓削投手が初戦なんですよ!!!!! www
なんてことったい。
うちの子ら、弓削投手に完封初勝利を献上したんですよね。あの時、2安打とかだったんじゃなかろうか、ウチw
んで、初戦です。
守備でバタつき、淡白な攻撃が続いて完封負け。
それで、連敗した3日目。
前文に、お前厨二かよ、くっさwwwwみたいな書き方をしたローソクに、火が灯りました。
ジェームス、初安打、初打点(しかも3打点)、初猛打賞。
恐らく、オープン戦や練習試合のデータが出ているのでしょう。
かなりルーキーには手厳しい攻めをされてるんですよね、ジェームス。
それこそ、ルーキーイヤーのこーちゃんへの攻めの様な。
そんなジェームスが塁上に出た時の、先輩たちのはしゃぎっぷりは凄かったですねw
多分、先輩たちがそうしてしまう程、ヒットになれ!とベンチで願うほど、
ジェームスは頑張ってくれているのでしょうね。
ジェームスは今、多くのファイターズファンの希望です。
この日、それは確かなものになりました。
まだまだ、小さなすぐに消えてしまいそうな火だけれど、それは確かに灯されたんです。
そして、もう一つ嬉しかったことは、バーヘーゲン投手。
素晴らしいピッチングでした。何よりも、6回まで投げ切ってくれた。
それは、ショートスターターとか言う名前だけはかっこいい
(私的には)最低な作戦が当たり前になっているファイターズのピッチングスタッフ事情にあって、最高のニュースだと思っています。
そして。
このカード5戦目に、悪夢の様な試合が待っていました。
5回▼、10失点。イーグルスさんの攻撃時間約40分。
ウチのブルペンで、流れを切れる投手って少ないんですよ。
玉ちゃんと、ミヤ様くらいでしょうか。
あの場面、ロジンの妖精から引き継ぐのは玉ちゃんしか思いつきませんでした。
だから、あのマウンドに玉ちゃんをあげたベンチは悪くないと思うんですよ。
けど、その玉ちゃんが炎上してしまった。流れを止めて、断ち切ることができなかった。
そこからはもう、お通夜モード。聞こえる声は、コーチの声だけ。
(まあそれは、この試合だけじゃないのですけどね、情けないことに)
選手たちからの声は、イーグルスさんは聞こえても、うちの子たちから聞こえない。
どうして。どうして、フィールドにいるチームメイトを鼓舞してくれないの。
どうして、イーグルスさんにプレッシャーかけてくれないの。
どうして。どうして、間を取ってくれないの。
ライオンズ戦、有原がしんどい時だってそうだった。
誰も、間を取ってくれなかった。
どうして。どうして。
金子誠コーチが。卓が、フィールドにいたら。
しょうがねぇな、って顔で。大丈夫だぞって顔で。
マウンドにかけて行ってくれた。彼らは、試合に関して嗅覚が凄かったから。
だからきっと、彼らなら。
『今行くの!?さっきでなく!?今!?』って思うタイミングじゃなくて、
『あ、間取りに行った。まぁそりゃそうだよなぁ…』って思うタイミングで。
ダメージが大きすぎる負けでした。
友人に、Twitterで愚痴り、挙句 ZOOMで繋いで愚痴大会をやったほど(笑)
(とても楽しかったし、気持ちが楽になりました、ありがとうございますw)
ファイターズが負けたら禁酒、を破るくらい。
どうして、ファイターズを応援しているのだろう、って自問自答してしまうくらい。
2-4で、ファイターズは1ヶ月ぶりに北海道に帰ってきます。
おかえり、みんな。久しぶりだね。
今、ファイターズの主力たちがまだ小熊だった頃。
守り勝つこと。走塁について、繋ぐことについて教えを授けてくれたのは三木監督です。
卓のメッセージブックには、三木監督が、
『お前は、一億円プレイヤーになるよ』と繰り返し話してくれた、と書かれています。
最初は何を言っているんだと思ったけど、あんまり繰り返し伝えてくれるから、
いつからか、もしかしたらそうなれるかもしれないと思える様になった、と。
三木監督は、まだファイターズの2軍コーチだった頃、そうやってたくさんの選手を見守り、育て、魔法をかけてくれた人です。
そこで基礎を作った小熊たちが、栗山監督と白井コーチの元で辛抱してもらって、叱咤をもらって。
数年後の2016年、ファイターズが日本一になった年の看板選手でした。
守って、繋いで、走って。
ファイターズ移転黎明、当時の選手たちが北海道に魅せてくれた野球の次世代型の様な。
あの頃は、選手たちがしれり、とフォアボールをとっていくのが、
コツンコツン、とバントを成功させることが、
塁上からプレッシャーをかけて、盗塁成功することが、
いちいち全部、嬉しくて誇らしかったものです。とてもかっこよかったものです。
盗塁阻止も、ヒットもHRも、どれもこれも本当に、誇らしく、かっこよかった。
だから負けても、「でもまぁ、あのイニング良かったよね」とか言えたし、
「次ははむほーできるでしょうよ」って思えたんですよねぇ、懐かしい。
今は、一つ負けるとずるずるいきそうでとても怖いです。
得点リードしていても、ひっくり返されるかもしれない、とか雑な守備したらそのままずるずるいくなぁとか
漠然とした心配というか、不安があるんですよね。
薄氷のリード、紙一重の勝ちな雰囲気というか。
あの日のファイターズタグには、たくさんの戸惑いと、悲しみと怒りが溢れていました。
皆さんの中にある、自分の好きなファイターズ野球とその件数分だけ今のファイターズは離れているという現実なのでしょう。
去年のシーズン中、ブログの中に
相手チームが嫌がることをしてくれない。
繋ごうとしてくれないのが、好きではないと書きました。
私のツイッターアカウントには、繰り返し、守れないのは、嫌いだと何度言えばと呟かれています。
今のファイターズは、楽しくないのです。
攻撃も、守りも、走塁も。
ファンの方それぞれに、好きと思ったタイミングがあるので、
今のファイターズ野球が楽しいという方もいるのかもしれません。が、
少なくても私は、つまらないなぁと思います。
私が好きだったファイターズが見れないことが多すぎて。
けれど、やっぱりファイターズの試合が楽しみだなと思う。
翔のHRには大はしゃぎで
フォアボールに、好守にガッツポーズして。三振に拍手して。
きっと、守ってくれる。きっと、打ってくれる。きっと、勝ってくれる。
って期待を、してしまう。
きっと、私が好きだったファイターズを、今のファイターズに求めることは酷なのでしょう。
諦めなきゃいけないことも、あるのかもしれない。
けど。
ナベが、守備頑張ってくれてるから。それが伝わることが昨シーズンまでより増えたから。
あの選手も、この選手も。
もしかしたら、頑張ってくれるかもしれないなって、まだ期待をしてしまう。
もう一度、私が好きだった。大好きだったファイターズの野球が観れるかもしれないなって
また、裏切られるかもしれないなと心のどこかで思いながら、期待をして。
私はきっと、火曜日もファイターズを観る。